生理があれば排卵してるんですよね?

もうご存知だと思いますが、私は今年の秋で51歳になる、おそらく貴方よりは少し(いやすごく)先を行っている、更年期世代でございます。

おかげさまで、いわゆる更年期障害が全くなく、生理も順調ではありますが、そこでふと浮かんだのが

「生理がある、ということは排卵もしているってことだよね?」

という疑問でした。

またお客様からの、このようなご質問をいただくことがあるので、調べてみました。

そしたら、衝撃、というか、やっぱり、というか、「生理があるから排卵している、とは限らない」という事実でした。

無排卵性月経

無排卵性月経

生理があっても排卵しないことを「無排卵性月経」と言います。

つまり、月経があるからちゃんと排卵している、ということには一概には言えない、ということです。

その症状の一つに、生理期間が短かったり、量が少なかったり、ということがあります。

ただ、期間はともかく量については、個人の主観によるところもあるので、実際は、排卵がある月経、つまり正常な月経と見分けが付きにくく、気が付かないことが多いです。

無排卵性月経はなぜ起きる?

無排卵性月経が起きる流れは、次の通り

● 視床下部から脳下垂体への指令がうまくいかない
● 卵巣の機能が低下

卵巣の中の卵胞がある段階まで発育して、エストロゲンも分泌し子宮内膜も増殖するものの、それ以上発育せず、そのまま退縮(萎縮)

排卵せず

エストロゲンが急速に減少・低下

ある程度増殖した子宮内膜がエストロゲンが減少することで、剥がれ消退出血(月経)が起こる

無排卵性月経はどうやったらわかる?

無排卵性月経はどうやったらわかる?

排卵の有無を知るには、まずは基礎体温が目安になりますが、基礎体温は不確定要素が多いので、きちんと判定するには、クリニックで超音波検査や血液中のホルモン測定を行いましょう

特に、無排卵性月経の原因を知るには、血液中のホルモン検査(プロラクチン、LH、FSH、エストラディオール、テストステロンなど)が重要です。

なお、25日から38日周期の規則的な月経があり、胸が張る、腰痛、腹痛、眠くなる、イライラする、などの月経に伴う症状(月経随伴症状)がある場合は、排卵していると考えて良い、とされています。

月経周期が25日未満と短くなったり、逆に38日を超えるなど長くなったりしたら、排卵していない可能性があるので、特に赤ちゃんを望まれる場合は、なるべく早くクリニックでまずは検査を受けられることをおすすめします。

ちなみに、更年期世代もクリニックで一度自分の状態を検査された方が、へんな心配をしなくていいと思いました。

私は子宮筋腫があるので、その検査で婦人科クリニックに行きましたが、その際ドクターから「まだまだ卵巣は元気なので、閉経は当分先ですね。」と言われて、正直一安心。

「まもなく閉経ですね」と言われたら、女心としてやっぱり残念なのですが、一方では、予測がついたので「更年期がまもなく終わる。あともう少し」と安心できる部分があります。

女性のからだは複雑。年齢だけでなく、環境や心持でもすぐに変わったりします。

なので、婦人科での定期的な検査は、年代に関わらずしておいた方がいいですね。

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店長松村恭子

私が書いています

松村恭子
1966年11月山口県生まれ。丙午のさそり座で、超気性は激しいはずですが、実際は…?

2009年よりながいきや本舗店長として、たくさんのお話をお伺いしています。

また、TCマスターカラーセラピスト、食育指導士としても活動しています。

家族は旦那。夫婦二人を謳歌中です。
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